家制度から共同親権への移り変わり~下~司法判断編

    1つ前の記事「家制度から共同親権への移り変わり~上~社会背景編」の続編です。が、改めて判例を繰ったわけでも無く、全くの私見である事を予めご了承下さい。

    それでは本題です。
    司法も時代と共に変遷しています。そうは言っても、家制度の時代には現代のような司法精度なんてものは有りませんでした。子の居場所は当然に家に属するもので、家または旦那が三行半を突き付け、一方的に母が家を出て行く事が、世間の常識であり誰しも疑いすらせず、反する事が無かったのでは無いかと推測しています。

    その後の核家族の時代には、そもそも男に家事育児能力が無いのですから、父子家庭なんて概念すらなく、司法の世界では母性優先の原則なんてものが作り出され、一般的だったのでは無いかと感じてます。

    そして時代は、高度成長期の一億総中産階級へと変わります。この時代は終身雇用を疑う事も無く、離婚したとしても、経済的に安定していた事や、男女平等意識の高まりと相まって、父子家庭を望む男に子育ての権利を認める形で現状維持の法則、継続性の原則なんてものが定着したのでは無いかと考えています。

    時代は流れ、そんな現状維持の法則とも、継続性の原則とも呼ばれる司法の基準を悪用する輩が増えて来ています。

    継続性の原則とは、別居時または離婚時に子と生活を共にしてる側が親権を得るもの。現状の生活に特別な事情が無い限り、その環境を維持する事を、その環境を変える事を否定するものです。つまり、子との関わりを望む場合には、子を共に別居を強行する事で、男女を問わず、親権を望む側に著しく有利な結果を得る為の王道となっているわけです。

    さらには、子を共に別居を強行する事が「連れ去り」と呼ばれ、誘拐や拉致などと揶揄されています。また他国間で同様の事が行われた場合には1980年に作成されたハーグ条約の締結国間では、子の居場所を元の国に戻す事となっており、日本も2013年に加盟国となっています。

    条約締結後に何件か同条約に基づく訴訟が行われてようでは有りますが、先日、やっと、最高裁が、それに沿った判断(平成28(あ)1549 人身保護請求事件)を為した事が、大きく報道された状態です。また、その判決文中で「連れ去り」との文言を用いた事で、継続性の原則から次のステージへと移る事が期待されています。

    また、司法の場でも「子の福祉」との考え方が考慮されると言われていたにも関わらず、実際の運用としては建前にしか過ぎず、継続性の原則が幅を利かせていました。平成24年の民法改正で、第766条で「子の利益」と名称を変え明示されたのですが、裁判所の運用が変わっていないのが実態ではないかと考えるのは私だけでは無いはずです。

    次のステージとは共同親権だとか、フレンドリーペアレントルールとかの呼称がされていますす。そのような離婚後の関係が諸外国では一般的だとの議論もあるようですが、その事が本来的に「子の利益」なのか否かも含め、時代と共に価値観も移り変わるのでしょう。しかし、少なくとも、今の日本では、貧困世帯や片親家庭でのネグレクト(虐待・育児放棄)等が増加しており、別居親が関与する事でそのような困窮した子の環境に良い影響をもたらす事は間違いないと考えています。




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